婚約している彼と将来のことを話し合う中で、 「子ども」の話題になりました。 彼は『ほしいけど、授かりものだから僕らのもとにやって来なかったら、 それはそれで2人で楽しもう」と言い、私も同調し話は終わりました。 その時には言えなかったのですが、実は私は子どもができない身体だと医者から言われています。 そのことを彼に言った方がいいのか迷っています。
ご相談ありがとうございます。 子どものことは、結婚をするうえで大事な問題、分岐点になってくると思うから結婚前にきちんと話しておいたほうがいいわ。彼も「授かりものがやって来なかったら、それはそれで2人で楽しもう」と言ってくれたのだから、怖がらずにきちんと話してみて。それでも、まだ伝える勇気が持ってなかったら、伝えないことへのリスクを知ること。そして伝える気持ちが定まったら、今後の話し合うポイントを整理してから話合いの場を設けてみてちょうだい。
体質については、あなたが他言しない限り彼に伝わることはない。だけど、彼が子供がほしいからやれることはやろうと不妊治療を求めてきたら、すぐに分かってしまうことなのよ。それで彼が受け止めてくれたらいいけれど、子どもがほしいことを理由に別れを突きつけられたらどう?一緒に過ごした分だけダメージを負うのはあなたよ。そして、隠していたことへの罪悪感、こんなことなら最初から伝えておけば良かったと思うでしょうね。もし、想像するだけでも耐えられないと思うなら、伝えてから結婚すること。そうすることがあなた自身のためになるはずよ。
先生だって人間なのだから、誤診する可能性だってあるわ。だから、もし1人の先生に『君の体質では子どもができない』と言われ諦めているのであれば、本当に診察結果は正しいのか、妊活・不妊治療をしても可能性は0なのかを確かめる必要があるわ。
◆欲しい(養子・代理母の選択)
自分たちの子供を育てる以上に多くの覚悟や手続きが必要になってくるわ。お金もかかるし、偏見の目もあるから、もしこれらを選択するならその前に覚悟を持つ意味でも『チャイルドスポンサーシップ』などのプログラムを経験してみてほしいわ。これは恵まれない子どもたちに教育や保健衛生などの支援をする活動なのだけど、実際に子どもと手紙のやり取りができ、人の命を預かる責任の重大さを学ぶことができるわよ。そして、実子でないことで生まれる我が子の悩みに寄り添う心構えもつけておくことね。
◆欲しくない(2人での将来設計を考える)
子どもがいないことでできることとしては、趣味に時間やお金をかけることができるわ。それから、金銭が少なくてもやりたい仕事や夢を追いかけることができることね。一念発起して自分の店を開くなんてうハイリスクな挑戦も、守るべき子どもがいなければ挑戦しやすいはずよ。
未来を創る為には子どもは必要不可欠だけど、子どもがいるかどうかで人間の価値が決まるわけではないわ。だから、例えあなたが子どもを産まなくても大切な人であることは変わらない。彼もそう思ってくれるはずよ。あなたがどんな答えを出そうと、私は応援するしいつでも相談に乗るわ。だから、また悩みがあったら連絡してちょうだい。あなたの幸せを陰ながら祈っているわ。
1960年代静岡生まれ。恋愛カウンセラー。婚活中の男女を5,000人以上サポートした実績を活かし、現在は婚活アドバイザーとして活動。婚活者向けのお悩み相談サービスや恋愛・婚活セミナー講師として全国各地で活躍中。