皆様こんにちは。
読者の皆様の中に、髪や美容室に対する悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
様々な情報が溢れる現代社会で正解を見つけるのは至難の業…
そこで今回は、日頃よりお客様から寄せられる素朴な疑問に、 髪のプロ目線でお答えします!
まずは最も質問されるといっても過言ではないヘアケアに関する悩み。手軽だけど扱い方でつまずく代表的なアイテム、『流さないトリートメント』について答えさせていただきます!
A.コツさえつかめば簡単です!
流さないトリートメント、確かに難しいですよね! ほとんどの流さないトリートメントの使用方法には【ドライヤーで乾かす前に】と記載がありますが、そのざっくりとした説明に戸惑う方も多いはず。
しかしコツさえつかめば実はそんなに難しくありません。自称”髪への優しさ満載へアケア美容師”がおすすめするやり方は以下となります。
■シャンプー・トリートメント後の流れ■
①タオルで拭く前に、流さないトリートメントを塗布
→タオルとの摩擦対策です。
②タオルドライ →拭く、擦るというより、地肌中心に”水気を吸う"イメージで優しく行ってください。
③流さないトリートメント塗布
→この後のドライヤー熱対策で塗布します。
④ドライヤー
→髪が熱くなり過ぎないように注意してください。
⑤髪の残り熱がなくなったらナイトヘアケアトリートメント塗布
→睡眠時の枕との摩擦を防ぐために使用します。髪をしっかり守ってくれる点で、オイルよりクリームの方おすすめです。
★ちなみに私のおすすめのナイトヘアケアクリームは、『ロレッタ』です。使い心地・コスパ共に満点です。
《参考》コラムNo09『美容師が本当に勧める市販アイテム特集~ヘアケア編~』A.ダメではないですが、使用する際に注意が必要です。
商品によってはもちろん使用していただいてよいものもあるのかと思いますし、なかなか美容室に足を運べない方も多くいらっしゃるかとは思いますので絶対ダメということではありません。
ただし、私の経験上での注意点がありますのでお伝えします。
市販のカラー剤は、プロが髪質の現状を確認できない分【どんな髪の毛】も染まらないといけなくなります。 と言う事は、毛質が太めで染まりにくい髪も毛質が細くて少ない薬剤ですぐ染まる髪もどちらも同じ薬剤を使用するということです。
結果的に髪は染まるので問題はないのですが、髪質に合わない薬剤で髪色を変えると言う事は、かなりのダメージに繋がります。
市販のカラー剤で染めた直後は付属のトリートメント剤でサラサラ感が出ますが、染めてから2週間〜3週間経つと、手触りや質感に違いが出てきます。 私も使用したことはありますが、実際とてもゴワつきました。
以上の経験から 美容室で髪のプロに合う薬剤を選定してもらい、ケアしながらカラーすることをオススメします。
A.もちろんあります!おすすめのアイテムをご紹介します!
スカルプケアは頭皮のお手入れと言う意味です。頭皮は髪の毛の育つ畑なので、こまめに綺麗にすることは髪を健やかに保つためにとても大切な工程になります。
毛穴洗浄や皮脂除去などのアイテムを使用して頭皮を綺麗にするのはもちろんですが、マッサージにより血行促進させるのもとても有効なケアにつながります。もちろんスカルプケア系のシャンプーを使用して対策するのもいいですが、その前の段階でしっかりと汚れを出しきる(落とす)ようにしましょう。やり方としては、温度をぬるめに設定しある程度勢いをつけたシャワーで、爪を立てずに指の腹で優しく、かつしっかり汚れを落とすイメージでこすってください。
そうすることにより泡立ちも良くなり、無駄に多くのシャンプーを使わないので、毛穴や頭皮に残りがちなシャンプーが残りずらくしっかり洗い流されます。
そんなスカルプケアを家庭で手軽にできるおすすめアイテムは
【イースタンダードシャンプースカルプ】です。
(左:イースタンダードシャンプースカルプ、右:イースタンダードトリートメントスカルプ)
公式サイトで確認するシャンプー、トリートメントのイースタンダードから出ている、スカルプシリーズのシャンプーです。
従来の頭皮洗浄目的としたスカルプケアに加えうるおいと、髪のエイジングケアに特化した美容成分を14種類配合のシャンプーです。
このシャンプーは2〜3分泡バックをしてから洗い流すと美容成分や植物エキスが髪に浸透し、ノンシリコンなのにきしみの少ないまとまりのある仕上がりになります。
是非お試しください。
美容室に行く前にあれこれ考えてしまう…
そんな方いませんか?
誰でも初めての場所であれば緊張したり、不安だったり、楽しみだったりとさまざまな感情が入り混じるのは当たり前です。
何ヶ月に一度のせっかくの美容室タイム。そんな不安な気持ちを少しでも和らげられるよう疑問にお答えいたします!
A.全然迷惑ではないですし、わからないのが当たり前です!
皆さんは実際に美容室に行き、ヘアカタログや好きな芸能人のインスタをみていいなぁ、と思ってオーダーしても「あれ?なんか思っていた感じと違う…」となってしまった事はありませんか?
理由はいたってシンプルです!
ヘアカタログや芸能人のインスタ、雑誌に掲載されているスタイルは"カットだけした髪"ではなく髪のプロ、美容師や専属ヘアメイクアップアーティストが何年も培ってきた経験と、積み重ねてきた技術を存分に発揮した集大成なわけです。
そのため、しっかり美容師さんに写真で伝えたから大丈夫!と思っても「なんか違う」と言う結果になってしまうことが起きるのです!
「えーじゃあ、やりたい髪なんてみつけられない」
「あの人に憧れているからやりたいのに」
「似合えばいいんだけど・・・」
と言う声が聞こえてきそうですが、ここでお伝えしたいのはその先、『その人にだけ似合う髪型が存在する』と言うことです。
そもそも、生まれた時から頭の形も髪質も輪郭も全て違うのに、違う人がやっていて可愛いから自分も似合うとは限らないのは当たり前です。
髪型は、自分で決めるのではなくプロの美容師に頭の形や髪質を見てもらい話し合いながら作るのが正解ではないのかと思っています。
お客様の『これにしたい!』をもとに、骨格、輪郭、頭の形、髪質はもちろん、お顔のパーツバランスをみさせていただいた上で細かなところまで話し合い作らせていただいております。
『どんな髪型が良いかそもそもわからない』 そんなお客様も大勢いらっしゃいますが、雑誌を元にしたり、絵を描いたり、カットした場合のメリット、デメリットをお伝えしたりと細分化しながら突き詰めていくと結果"最上の答え"が残りますので、最高のスタイルへと変身し明日を迎えていただく事ができております。
ですから今回の質問の
「そもそもどんな髪型が似合うかわかりません! その状態で行っても迷惑ではないですか?」
に関しても、髪のプロはそんなお客様のために美容室におりますので、気負いすることなくその状態でいらしていただき、話し合いながら作った方がより良いデザインになるかと考えます。
勇気を振り絞って一歩踏み出し美容室へ行ってみてください。
ボブにしたいならボブの中で似合うデザインにすれば良いですし、ロングが良いならロングの中で似合うデザインにすれば良いと思います。
A.多くいらっしゃいます。しかし美容師は話すのが好きな人が多いので、そんな方々もいつの間にか楽しくお話させていただくようになる方が多いです。
いやいや、とにかく話したくなくて、と言う時は鏡だけを見つめていていただいても大丈夫ですよ!
ただし美容師も人間なので、話が上手な人、苦手な人がいます。
そんな時はどんどん可愛いく変身している自分を鏡で見つめてみてはいかがでしょうか。それだけで会話なんかしなくても楽しくなり気付けば心も笑顔になっていると思います。そして美容室に来て良かったと感じると思います。
美容室は話す場所ではないので、話上手聞き上手である必要はないと思います。可愛いく変身したい、変わりたいと思った時にいらしてください。
少し長くなってしまいましたがいかがでしたでしょうか?
美容業界、ヘアメイク業界では有名な言葉"髪は印象の7割を決める"
髪からの印象は名だたる企業の面接官でさえ判断基準にしているといいます。
何かを変えたい、自分を変えたい、明日を変えたいそんな時どうすれば良いかの一つのご提案として心に留めていただけたら嬉しいです。
この記事により明日の笑顔が増えますように願っております。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
『読者参加型!ヘアスタイルアドバイス企画』