恋愛・婚活お悩み相談恋愛(30代前半)

転勤族の自分を理解してくれる人に出会えません。

はじめまして。 仕事で岩手に引っ越して来て、6年目に入りました。仕事は医療系の営業をしております。(全国転勤アリ) こちらに来てから出来た彼女と別れ、婚活を始めてはや4年目に入りましたが、未だに誰とも会えていない状況です。 婚活パーティー、マッチングアプリ、結婚相談所にも入っていました。結婚相談所のアドバイザーに相談してもワンパターンのアドバイスで成果が出ず、先日辞めて来たところです。 仕事柄、清潔感は絶対ですし、年収などの条件面も東北の同年代よりも遥かに良いと思っています。しかし、ここまでやって結果が出ないことを考えると、やはり地元志向の人が多く、他の地方に行くことが考えられない人が多いことが原因だと思います。 また婚活パーティーは初対面の方と僅かな時間しか話せず、お互いに表面的にしか分からないので、カップル成立には至りません(友人からも自分の良さは長く付き合わないと伝わらないタイプだとも言われました)。また地方特有で30代以上のパーティーだとバツイチ、子持ち、見た目に気を使ってない人が多いです。 マッチングアプリにしても、自己紹介で『良い人がいれば』などと書いてありますが、実際には本気度が低い人が多いです。女性心理として、『良い人がいれば』というのはどういう意味なのでしょうか。 私の会社は転勤は同業者に比べるとかなり少ない(というより固定に近い)のですが、やはりずっと岩手にはいたくないです。こういう環境下の人はどうやってお相手を見つけてるのでしょうか。教えて下さい。

回答

 

ご相談頂きありがとうございます。
いくつか気になる所とあなたについて気づいたところがあるからお話させて頂くわ。
あなたがどうしていけばいい出会いがあるか考えて一文字ずつ書いたから最後まで目をそらさずに読んでちょうだいね。

【人には合う合わないがある】

相談所のアドバイスがワンパターンで嫌だと感じたなら、そのことを相手に伝えたかしら。「どしてもそのやり方は自分には合わないので他に何か手段はありませんか?」と自分の意思をしっかり伝えたら無理に意見を通そうとする相談員はいないはずよ。もし、そこまでしてダメだったら個人事務所でなければ相談員を変えてほしいとお願いしたら大抵変えられるわ。人には合う合わないがあるのだから、この人は合わないからと諦めるのは少し勿体ないわ。入会するのも安くないし、できることはした方が将来の貯蓄も増えるわよ。

【恋は些細な事から始まる】

婚活パーティーでカップリングにならない理由も同じね。表面的にしか分からないからこそ、もっと知りたい・もっと話したいというように思いカップリングするのよ。それにカップリングが婚活パーティーの全てじゃないわ。これは本当に多くの人が勘違いしているのだけれど、カップリングはあくまでお互いの気持ちを確認する手段にすぎないわ。あまり声を大きくして言いたくはないけれど、良いなと思う人がいてもカードに書かずメッセージのやり取りから始めたいと思う方もいるわ。そうして交際に発展しているの。だから、大切なのは良いな・もう少し知りたいと思ったら積極的にメッセージカードを渡してごらんなさい。あなたの良さが長く付き合わないと分からないものであるなら、なおさらね。小さなことから可能性を広げてみて。

【マッチングアプリ】

マッチングアプリは手軽にできて女性は無料でできるものがほとんど。結婚相談所や婚活パーティーと比較すると気持ちの入れ具合も低いことはある意味仕方ないことよ。登録だけして放置するなんてこともザラよ。活用してもしなくてもお金がかからないのだもの、男性以上に放置する人は多くなってしまうのは当然と言えば当然よね。

それから「良い人がいれば」というのは言葉の通りよ。フィーリングの合う人がいたら、趣味の合う人がいたらと個々に交際する基準を設けているわよね。そこに当てはまる人がいたらってことなの。あんただって誰でもいい訳ではないから時間がかかっているのでしょう。みんないい人に出会いたいと探しているのよ。特にタイプの異性が分からない人ほどこうやって書いている気がするわ。

【地方のイベントに参加する人の特徴】

東京のように、住む人の大半が上京者というところもあるけれど地方は比較的そこで生まれ育った人が多くいるわ。そして、年代からいってほとんどの人が東日本大震災を経験した上で住んでいる。家庭の事情もあるだろうけど、成人したらある程度の自由になるから外に出たい人はもうとっくに県外へ出ているはずよ。そのことからも「結婚したい」と岩手のイベントに集まるのは多少なりとも地元愛を持っている人やこれからもここに住んでもいいと考えている人が多いと察する事ができるわ。だから、県外に出たい・出てもいいと考えている人と出会えるとは限らないのよ。

岩手から離れたい気持ちが生む抵抗感
参加者の特徴は理解してくれたかしらね。こういった人が集まる人が大半の中「岩手にいたくないことを知ったら…」と考えてみてちょうだい。全員が全員とは言わないけれど、抵抗感を抱えてしまう人もいるはずよ。それが、今までの出会いを次に進めることができなかった要因の一つよ。転勤は仕事だから仕方のないことだけど、「岩手はちょっと…」ではなくも少し相手のことも考えてみてちょうだい。

【自分のためにもお相手の地元・実家が岩手なら離れない方がいい】

「自分のため?」と思ったわよね、これは私の経験談を元に紹介させてもらうわ。実家が近いと子育てする際にすごく頼りになるし心強いのよ。だって、考えてみたらわかるはずよ。知らない土地で友達を作り、初めての子育てをすることは不安だらけよ。「熱をだしたけど、どうしよう…」、「成長が遅いけど、うちの子大丈夫かしら。」と色んな悩みが生まれるわ。そんな時に助けられたのが母よ。不安なことも「大丈夫、あなたもはいはいできるの遅かったのよ。」と教えてくれたり、子育ての先輩として色んなアドバイスをくれたの。それから「たまには息抜きしてきなさいよ。」と子どもを率先してみてくれたおかげで、友達とお茶しに行ったり、普段できない髪を切りに行ったりすることができてすごく助けられたわ。もちろん主人も一家の大黒柱として家庭を支えてくれて感謝しているわ。

何が言いたいかというと、子育ては2人だけでは難しいのよ。周りの支えが合ってこそ、やっていけるの。あなたの話しぶりからすると仕事も頑張りたいという気持ちが伝わってきたから、余計周りを固めた方がいいと思ったの。転勤族でついてまわると毎回人間関係を構築しなくてはいけないわ、それはあなただけではないのパートナーとなる奥さんもね。そんな時に俺は仕事、奥さんは家事と育児と割り切ってごらんなさい。育児ノイローゼになってしまうわ。だからね、協力な助っ人になり得る奥さんの地元・実家は大切にした方がいいのよ。一人で仕事も家庭も完璧にフォローするなんて難しいことよ、頼れるものは頼っていくのが上手に家庭を築くコツよ。

【今の問題点】

この問題の根本はね。「俺に問題はない、問題は相手にある。」とすべての問題を他者の責任にして終わらせてしまうことよ。これはうまくいかなかったのは○○が良くなかったからで終わるではなく、どうやったらうまくいくのか考えて実践するの。今のあなたのやり方では岩手には外に出たがる人がいないと決めつけてここでは無理だと結論付けて終わってしまったわよね。岩手の人が外に出たがらないとしたら、その理由はなんだろうと考えるの。外に出るのが不安という理由であれば、まずは不安を取り除くために自分にできることを考えるの。何もせずに、これがいけなかったとダメなんだと終わらせてしまう限りあなたはどこにいっても同じことを繰り返すと思うわ。都心に転勤になり婚活が上手くいかなかったら、アピールポイントとしている年収や条件も東京では平均的だから自分に魅力を感じてくれないなどと理由をつけていくのじゃないかしら。問題は岩手じゃないのよ、自分だけでなく相手のことを考える気持ちなの。これは夫婦生活でも同じよ。相手にばかり、問題があると言っているようじゃ長続きはしない。お互いに歩み寄りをみせないと成り立たないの。

長々と厳しいことを言ってしまったかもしれないけれど、根本を解決して進むことがよりあなたの為になると思ったから色々言わせてもらったわ。
全部を聞けなんて言わないわ、納得できるところがあったら参考にしてみてちょうだい。素敵な出会いがあるよう祈っているわ。

横山としえ
恋愛ガイド 横山としえ

1960年代静岡生まれ。恋愛カウンセラー。婚活中の男女を5,000人以上サポートした実績を活かし、現在は婚活アドバイザーとして活動。婚活者向けのお悩み相談サービスや恋愛・婚活セミナー講師として全国各地で活躍中。

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