失恋の辛い記憶を引きずっていて、人を好きになるのが怖くなってしまいました。 好きな人が出来ても、意識してしまうとどうしても話せなくなってしまいます。 肩肘張らずにいつもの自分でいけばいいと言うアドバイスもよくもらうのですが、どうしたらいいのかわかりません。
ご相談いただきありがとうございます。
過去の恋を引きずっているのね。でも、彼に恋をしている間あなたは幸せだったでしょう?例え終わりがハッピーエンドでなくても、幸せだった記憶は変わらずあるはずよ。それをあなたは最後の辛い思いだけを引きずって、幸せな思い出を無かったかのように扱うの?どうせなら良い思い出として心に閉まっておいてみたらどうかしら。だって、これからいくらだって新しい幸せの記憶を重ねられるのに辛い気持ちのまま止まって生きるなんて勿体ないじゃない。
この問題はね、あなた自身が過去を受け入れないと進めない。それをあなたも頭では分かっているはずよ。過去と割り切ってその失恋を終わらせて、次にいくの。その気持ちがあるから相談してきたのでしょう?これはあなたに改めて覚悟があるか問いたくて釘を刺しているの。覚悟があるなら続きを読んでほしいわ。まだ覚悟ができていないなら無意味なアドバイスになってしまうから出直してきてちょうだい。
【意識して話せないなんて当たり前】
好きな人のことは誰しも意識するわ。いつもの自分を保てないのは好きだからこそよ。それをいつも通りにしようしなくていいの。緊張を受け入れるの、緊張している姿もあなた自身に変わりないのだもの。そして相手に「すいません、緊張してしまって」と一言伝えるの。一言伝えることで相手も理解してくれるわ。それから、話せないと思うなら話すためのテーマを用意する。質問したいこと、相手に聞きたいことはあるでしょう?それを書き出すの。話そうとするのじゃなくてまずは読んでみることから始めればいいのよ。私が知る限りどの婚活・恋活イベントも持ち物検査はないわ。メモを持って参加するの。そうやって徐々に話せるようになればいいじゃない。それすら恥ずかしいと言うのであれば、そうね、シャンクレールの個室パーティーなら《メッセージカード》を渡す時間があるの。そのカードに「先程は緊張して上手く話せませんでしたが、もっとあなたのことを知りたいです。」と好意的だったことを書くの。こんなアプローチをされて嫌だと思う人はいないわ。気持ちを伝えるのよ。その次の段階としてカップリングがあるわよね。きっとあなたはカップリングしても、また話せなかったらどうしよう…と不安に思うでしょう。そんな時は机の上にある《お友達カード》に「面と向かってお話するのは緊張してしまうので、まずはメッセージのやり取りからお願いできませんか?」って書いて聞いてみて。理解のある素敵な男性ならあなたの心境を分かってくれるはずよ。これは分かりやすいようにシャンクレールのパーティーで例えたけれど、根本はどれも同じよ。イベントによっては時間が少ないものもあるから事前に書く言葉を決めて用意しておくとスムーズにいくわね。
じゃあ、おさらいよ。
① 緊張を受け入れる
② 話したいテーマを考えておく
③ メモ書きを用意する(テーマ・アプローチ用のメモ)
④ 緊張していることを相手に伝える
⑤ パーティーを楽しむ
完璧を目指さなくていいの、少しずつできる範囲でステップを踏めばいいんだから気負わないでね。
これで私のアドバイスはおしまい。細かくアドバイスしたけれど、これはスムーズに会話を進めるための手法に過ぎないわ。どの意見を参考にするもよし、却下するもよし、あなたが選ぶこと大切よ。友達の言いなりになるのじゃない、自分で選択することが今のあなたにとって必ず大きな一歩になる。聞いてちょうだい、婚活も恋活も義務ではないことを忘れないで。あなたがパーティーを楽しめるようになることを心から願っているわ。
1960年代静岡生まれ。恋愛カウンセラー。婚活中の男女を5,000人以上サポートした実績を活かし、現在は婚活アドバイザーとして活動。婚活者向けのお悩み相談サービスや恋愛・婚活セミナー講師として全国各地で活躍中。