婚活パーティーや結婚相談所には好きになれる人が全然いません。 かといえ、出会いもなく…私は無理やり結婚すべきでしょうか? 結婚したい気持ちはありますが相手を好きになれそうもありません。 また、自分の性格にも難があるため離婚という言葉が頭をよぎります。 仕事を頑張り、一生一人で生きていこうかと悩んでいます。 女子短大を卒業して就職した職場で好きになれそうな人は結婚しているか彼女もちで、八方塞がりです。 婚活パーティーには22歳の時からたくさん参加してきて、合計70回は参加しました。 70回中ときめいたのは、2013年4月から今まで二人だけです。 二人ともカップリングし、片方とは短いですが付き合いました。 彼はバツイチでしたがかなり人気のある男性でした。
ご相談頂きましてありがとうございます。
あなたのメッセージの節々から思い悩んでいることが伝わってくるわ。だって無理に結婚したらいいかなんて言うのだもの、これは重症よ。あなたは人を好きになろう、好きにならなくちゃって考えているようね。でもね、そんな無理しなくていいのよ。急がなくてもいいの。自分のペースでいけばいいのよ。
出会いの場に足を運んで70回、その中で2人素敵な人に出会ったんでしょう?数字にすると確立が低いように思えるかもしれないけど、何十年も生きていて巡り会えない人もいるなかであなたは出会えたんだもの素晴らしいことよ。
それにね、人を好きになるタイミングには差があって、会ったその瞬間に人を好きになる人やなかなか人を好きになれない人もいる。あなたの場合は職場で好意を持てそうな相手が何人かいたようだから、きっと関わる中で徐々に好きになるタイプね。それなのに婚活パーティーではすぐに恋人や結婚できる相手として見れるか判断していたんじゃないかしら?婚活だからといってすぐに異性として有り・無しを判断しなくてもいいのよ。特に女性は男性と比較して、第一印象が微妙だと感じた相手でも関わっていくうちに好きになる可能性が高いの。だから完全に合わないと感じた人だけを除いて、もう少し話したいけど異性としては…と微妙なラインの人とは連絡先を交換して友だちになるの。きっと人柄を知ることで好きになることはあるはずよ。そうしたら、おのずと無理に好きになろう・結婚しようなんて気持ちはなくなるわ。
あとね、気になったことが2つあるの。1つは世間体を気にしすぎているということ。
それはね、相談内容の最後にある「バツイチでしたがかなり人気のある人でした」って言葉。人気があるかどうかなんて付き合うのに関係ないのにそれを主張しているでしょう。みんなが好きだからといってあなたは嫌いなものを好きになる?それで好きになるのだとしたら、自分を殺しているのと同じだわ。もちろん、友達や家族に反対されるような恋愛をしろなんて言っているわけじゃない。ただ、自分の気持ちを大切にしてほしいの。だって、今は昔のようにお見合いを強要されている訳でもないのよ。この人を好きにならないといけないなんてことはない。自由にしていいのよ、自分の感情に従って好きになっていいの。
2つ目はネガティブな気持ちに引き込まれ過ぎているということ。
日本の離婚率は現在約35%と3組に1組の夫婦が離婚しているから離婚することだって珍しくない。熟年離婚という言葉もあるように中年を迎えてから離婚することもある。でも、結婚もしていいないのに離婚してしまうかもという不安に埋め尽くされるのは本末転倒じゃないかしら。そんなに考えすぎなくても今独身で生きていけているんだから、離婚しても大丈夫よ。でも、どうしても不安なら結婚しても仕事を無碍にしないこと。ちゃんと生活の基盤は作っておけば、もし離婚したとしても問題ないでしょう。
あなたは自己分析も今後の将来についてもしっかり考えているから、心配な気持ちに取り込まれなければ大丈夫よ。今を生きることを、今ある出会いを楽しんで。楽しんでいる先に無理をしなくても心が動く相手が見つかるはずよ。
1960年代静岡生まれ。恋愛カウンセラー。婚活中の男女を5,000人以上サポートした実績を活かし、現在は婚活アドバイザーとして活動。婚活者向けのお悩み相談サービスや恋愛・婚活セミナー講師として全国各地で活躍中。